冷獄

寒い

ゲームサントラ

暑いですね。真夏の間は暑すぎて出没していなかった蚊がここにきて増えているような気がします。どうなってんだ?季節感。

 

ゲームのサントラ収集が趣味なんですが、海外在住中はCDなぞ集められるはずもなく、音楽鑑賞はだいたいサブスクで済ませていました。

結局CDはかさばるし、サブスクも案外悪くないし、この趣味からも卒業かな…と思っていたのですが、TSUTAYA等がレンタル事業から撤退し始めているのを受け、「オタクならこういう時世にこそ集めておくべきなんじゃないのか?」という気持ちがふつふつと湧いてきたので最近は収集趣味が再燃しております。サブスクはまだ入ってます。TSUTAYAもたまに行きます。なんだかんだで全部やるのが一番いいんだよな。

 

ということで届いたサントラのレビュー。

シンセサイザー組曲「ドラゴンクエストモンスターズ2」~マルタのふしぎな鍵~

 

今ゲームサントラの話をするならドラクエは外せないでしょう!

先日作曲家のすぎやまこういち氏がご逝去なされました。かなりのおじいちゃんだったので、誤解を恐れず言うと訃報自体にはそこまで驚きはないのですが、それでも日本一有名なゲーム作曲家が亡くなったことに対し「うおお…」という気持ちはかなりあります。俺の人生も出会いより別れが増えるフェイズに入っているとしみじみ感じますね…

このサントラ自体は昔レンタルで借りた気もするんですが、旧PCが逝ってるので改めて購入。特にプレ値は付いてませんでした。

 

ドラクエの曲というとやはりナンバリング作品が思い浮かぶとは思うのですが、意外にもすぎやま氏は『DQM』や『スラもり』のような外伝作品にも結構がっつり関わってたりします。

中でもDQMシリーズには本人もどハマりしたらしく、本サントラのブックレットにも「自分がプレイする上で何回聴いても嫌にならないような曲を作った」との記載があります(当時70歳とかじゃね?ゲームやり込んでたの?しかもGBのゲーム?え?)。その甲斐もあって曲自体もかなり納得行く出来に仕上がったとのこと。

 

だらだら話してしまいましたがサントラ自体の話に移りましょう。GB音源とシンセ版の2種類が入っている嬉しい仕様ですが、シンセ版は「シンセサイザー組曲」というだけあってオーケストラ+シンセというドラクエには珍しい組み合わせ。ドラクエのサントラといえば東京フィルハーモニーの「交響組曲」シリーズが有名ですが、荘厳でクラシック然としているあちらに対し、こちらの音源は軽めでゲーム本来のテンポを重視したバージョンといった感じ。個人的にはこっちのほうが好きですね。

各個の曲はDQM1よりアップテンポで軽めな雰囲気ですが、ほのぼのした中にもどこか郷愁があふれるのは流石のすぎやま氏の手腕といったところでしょうか。それとも俺が小学生時代のノスタルジーに浸っているだけでしょうか?GB音源って独特のノスタルジーに駆られるよなぁ。月並みですが拠点の『街の佇まい』、そしてフィールド曲の『未知の世界を行く』がお気に入りですね。DQMJ2で流れたときも感動したのを覚えています。

 

湿っぽい感じも苦手なので簡単に〆ますが、すぎやま氏の作品群の中ではDQM1と併せてかなりおすすめのサントラです。この機会に改めてドラクエ関連を聴きなおしている方も多いと思うので、ゲーム自体をプレイしたことがなくても是非。

 

 

ああー………あー……