冷獄

寒い

manga実写化

映画の感想です。

 

Alita: Battle Angel/アリータ: バトル・エンジェル

こんな題名で『銃夢』の実写映画化だなんて分かるわけねーだろ!どう考えてもB級女スパイ物だろ!と思いながらも見てきました。原作では主人公は終始ガリィと呼ばれていた記憶があるので、アリタという名前は個人的にはあんまピンときませんね。まぁ原作あんま読んでないからってのもありますが。

正直2019年にもなって90年代サイバーパンク漫画の実写化かよ(攻殻もコケてたし)ということで、これも例によってあまり期待してなかったんですが、結論から言うと出来はかなり良かったです。読んだのがだいぶ昔なんであんまり記憶は無かったんですが、「あーこんな話だったな!」「いたなこんな奴!」と思うようなシーンも割とあったので結構原作再現はしてるんじゃないでしょうか?金もかなりかかってそうでした。原作を過小評価する気はないですがよくもまぁ銃夢の実写化にここまで金が下りたな!と思えるくらいにはかかってそうでした。

まぁただよく再現できてる分原作の色はかなり濃いので完全初見の人間は若干困惑するかもしれません。アクションはキレキレですがノリは完全に90年代サイバーパンクなので今からするとコテコテ感はかなりあります。

まぁいわゆる「実写化不可能な漫画」を予算と情熱でギリギリ大丈夫なレベルにした作品という印象でした。やればできるんですね。オタクなら見ておいて損はないと思いますが、このご時世にこの手の作品がウケるかどうかは謎です。ところで日本公開いつなんだ?もう公開してんの?